1つは、「初音ミク作品の“出口”は 「表現」と「ビジネス」の狭間で」というタイトルで、みんながどうすれば幸せになれるかのしくみについて。もう1つはヤマハのVOCALOID開発者である剣持秀紀氏が「VOCALOID、よくある質問」に答える、というもの。どちらもためになるのでぜひ読んでみて。
>ITmedia「初音ミク作品の“出口”は「表現」と「ビジネス」の狭間で」
・ミクの声が「壁を突き破った」
・「一般層に売るつもりはなかった」と伊藤社長
・ユーザーのボトムアップをビジネスに?
・ニフティ「MIDIフォーラム」の悲しい過去 著作権処理の問題は
・サイト側が使用料を払う仕組みが一般的だが
・クリエイターが報われる仕組み作りを
>ITmeida「「Mac版まだ?」「自分の声で歌えない?」――VOCALOID、よくある質問」
・Mac版は「まだ」
・自分の声で音声合成「できません」
・読み上げソフトにはならないが……
・ゲーム機や携帯電話には「乗せられない」
・「歌う機械」の歴史は1961年から
また、上記を補足する詳細記事がmashpodさんのブログに掲載。剣持氏のセミナー内で演奏された曲目がすべて網羅されている。そこには、「音声合成の歴史」として、1961年にベル研究所にてIBM 7094というコンピュータで歌わせた音楽へのリンクや、VOCALOIDのデモ曲として演奏された、いろいろな「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」および派生動画がリンクされている。
>mashpod「DCAJコンテンツ知財権セミナーがみっくみくに(前編)」
>mashpod「DCAJコンテンツ知財権セミナーがみっくみくに(後編)」
上記記事によれば、ヤマハの剣持氏は、本当に「みくみくにしてあげる♪」が大好きなようで、「着メロに設定したり、カラオケでよく歌う」といったことも書かれている。さらに、これはセミナーに参加したmashpodさんから直接教えていただいたが、剣持氏はikamoさんにかなり感謝しているそうだ。
なお、上記記事内のPLG100-SGという音源ボード(ヤマハがハードウェアで提供していた音声合成ボード)のデモというのは、次の動画で聴けるようだ。これがけっこう上手で驚いた。VOCALOIDのご先祖様として是非聴いてみて^^
>北酒場 by PLG100-SG
追記
「デジタルコンテンツ協会のセミナー」の記事がINTERNET Watchにも出てた。
>INTERNET Watch「「初音ミクの著作権ってどうなの?」販売元のクリプトン伊藤社長が講演」
追記
本セミナーのものと思われる報告書が、「デジタルコンテンツの知的財産権に関する調査研究 進化するコンテンツビジネスモデルとその収益性・合法性」としてDCAJ(財団法人デジタルコンテンツ協会)でPDF公開されたようだ。それぞえr3章と4章に掲載されているので興味ある人は見てみて。
>DCAJ「デジタルコンテンツの知的財産権に関する調査研究 進化するコンテンツビジネスモデルとその収益性・合法性」
