>音楽著作権討論会?カラオケ配信の音楽著作権について考える
・エ:カラオケのシェアは、第一興商50%強、エクシングが50%弱
・デ:(この番組の)レギュラーを狙ってます
・ひ:前回デPが、JASRACに入ったらどれだけ得をするのか一般論として質問したけど、JASRACに信託した?
・デ:一人でやるのも意味がないので、クエイク(QUAKE)にクリエイター支援事業部を作るように社長にかけあって作った。ボカロPが行けばJASRACに登録したい人は手伝ってもらえる。(デP氏の曲について)クエイクを介して登録中。ただし、(今回自分のは)インタラクティブ配信(着メロ、着うた。ニコ動での再生など)については「登録しません」という形にした(あくまでもカラオケ用として登録)
・デ:カラオケは好きではないので、カラオケ配信についていままで拒否ってた
・エ:JASRAC登録されれば、カラオケ化は、カラオケ会社がJASRACにお願いする形で進む
・ひ:デPの曲はカラオケ化にあたり検閲されないのか?
・エ:公序良俗という点はチェックする。配信するとなれば歌詞を変えたりすることはない。配信する/しないの2択。(デPの曲は大丈夫そうな感じ)
・向:(私は)バリバリの(JASRACの)正規会員。デビュー当時は何もわからなかったのでレコード会社の言われるままに。20年ぐらいして著作権料の分配について細かくないなどに気づきはじめた。いまでも、それなりにお金は入ってくるが、明細がわからないのはどうかと思う(現在は大雑把らしい)。報告精度、分配精度を上げて、カラオケの回数なども明記したほうがよいのではないか
・J:(カラオケ回数は)バックでは詳細にカウントしている。ただし、放送局のようにファンド式の場合もある。ゆくゆくはWebで確認できる方向にしたい
・デ:ニコニコ動画のカウントはどうやってますか?
・J:ニワンゴからダウンロード数のログがぜんぶくる
・(放送局での楽曲使用について)民放は13週分の1週でサンプリング。NHKは13週分の2週でサンプリング
・向:信託の方法はいろいろあり、3年に一度見直すこともできる。最近は、(自身の楽曲について)非営利な使用については著作権料を徴収しない方向で考えている
・デ:カラオケで初音ミクなどの曲が歌えるが、ボカロPにはお金が入っていないことが問題になっている。今週のJOYSOUNDの週刊ランキングは、4?10位まですべてボカロ曲と、最近ずっとこんな状況。世間一般的に「ボカロPの曲を使っているのに、なんで金はらわないのか」という感じかと

・ひ:上位に入っている曲は1週間に何回ぐらい歌われてますか?
・エ:細かい数字は言えないが、一週間で数万回ぐらい
・J:(徴収しているのは)カラオケを送る方から1曲1円。お店で歌う方から1曲3円ちょと。合わせて1回で5円ぐらい
・ひ:1週間で1万回歌われたら(作者には)5万円ぐらい入ることになるわけですね。ランキングの上と下ではどれくらい違う?
・エ:ランキングの下のほうの曲で1万回ぐらい。上のほうは数万回です
・ひ:ランキングの上のほうは1か月80万円とかいくわけか
・デ:一般人がJOYSOUNDから配信するときの契約はどうなってますか?
・エ:ボカロ曲の配信については、「うたスキ」の「リアルタムリクエスト」で配信を決定している
・デ:ボカロ曲については、現状はタダですよね。本来は、タダでいい人、買い取りしてほしい人、定期的に欲しい人もいる。そういう人への対応策はないですよね?
・エ:もともとこのしくみを始めた当時、カラオケを作品の発表の場としてとらえていて、著作権を一人一人に支払うスキームがなかった。その辺をご理解していただいたうえでの配信でした。曲数が増えるにしたがって、(ボカロ曲などの)歌唱回数が増えてきた。当初は、このようなことになるとは誰も想定していなかった。ご不満が出てきている話は承知しています
・デ:カラオケ配信されるだけで嬉しい人もいるが、お金が欲しい人もいる。そろそろ新しいシステムが欲しい。JASRAC信託すれば貰えるが、JASRACに登録してなくてもいいようなコースも選択できるといい
・エ:これは業務用通信カラオケの著作権料の徴収と分配のモデル。通信カラオケ事業者は、曲を作ったときに、JASRACに通信複製権使用料として、カラオケを蓄積するところまでの料金をし払う。それからお店の通信カラオケ端末に配信してご利用していただいている。お店側は、部屋に入れる人数や面積によって決まった演奏権使用料をJASRACに支払っている。それらが最終的に報告に基づいた率で各権利者に分配される

・ひ:そもそもJARACはいなくてもいいのでは?
・デ:カラオケ事業者が店から徴収・分配するのはすごぐ手間
・J:作家の人が、タダとか5万円とか自由に言えるのが著作権。なぜJASRACが集中管理しているかというと、作家のわがままをダメといい、一方である条件で利用できるよう、すべてを一律で扱えるようにするため
・デ:JRCやイーライセンスに信託するとカラオケの分配は貰えないという話があるが?
・J:JRCはまだカラオケの部分は管理していない
・向:エクシングは全部JASRAC登録曲でもビジネスが成り立ちますよね。支払っている著作権料の中からボカロ曲のような支払先が見えない部分を供託(法務局にお金を預けること)すればいいのでは? 供託金をどうするかは権利主張したい人の間で考えてもらえば…。
・デ:それはそれでモメそうですけど
・向:いろんな考えの人に対し個別対応するのはむり
・デ:個別といっても、(カラオケ配信されている)ボカロPは(いまのところ)100人程度ですが
・ひ:JOYSOUNDで権利者が不明な部分は計上されているんですか?
・エ:基本的なこととして、権利者不明な楽曲はない。使用曲はボカロ曲であっても一人一人に許諾をいただいている。ただ、プロモーションや発表の場として賛同していただいている状態。フタを開けてみたら、ものすごく演奏回数が増えていて、ちょっとおかしいんじゃないか、という状況。そもそもは一人でも多くのお客さまに、カラオケの楽しさを分かってもらうため、ジャンルを広げる意味ではじめたもの
・デ:いま配信されている人がJASRAC信託したら、支払われるようになりますか
・エ:JASRACには使った分を報告して支払っているので、当然JASRACから分配されるはず
・デ:現状でお金が欲しければJASRACに登録しろという話ですね
・エ:JASRACでない管理団体でもいい
・デ:でも、現状でJASRACぐらいしかないですよね?
・向:管理団体は誰でも作れる。デPがボカロPの管理団体を作ると宣言すればそれも可能
・ひ:カラオケの上位に入っている人は「金くれ」といわないの?
・エ:ランキングに入っているみなさんからはありません
・デ:キャラクタイメージ的に言えない。その流れで俺がここにきている
・ひ:いらないなら、それでいいのでは?
・向:言いたくてもいえない人がいる、というのがデPの言い分では?
・ひ:俺が5%ぐらいで(管理団体を)やるよ
・デ:たたかれるのが怖いんです
・向:だとすると、デPはたたかれまくりでは?
・デ:初音ミク界がJASRACにみんな登録すればいいと思う。その切り込み役になろうかなと
・J:前回アンケートとったら85%ぐらいが「JASRAC登録すれば」という結果でした
・ひ:デPが登録したことに文句がある人はメールください
・デ:確かに! だってインタラクティブ除外しているんですよ
・ひ:ニコ動で再生されるだけでお金がもらえるステキなインタラクティブですからね
・ひ:なぜJRCやイーライセンスはカラオケにからまない?
・エ:JASRACの管理している曲が圧倒的だから
・J:全部の種目が管理できる基盤があるのがうちだけだということはあると思います
・ド:実務上として、演奏権を徴収するとき店を回る必要があるが、その体制をもっているのが現実的にJASRACしかない。倖田來未やスピッツはイーラインセンスに登録しているが、カラオケに関してだけJASRAC登録。いろいろな信託方法がある
・ひ:いっそエクシングが徴収して分配すれば?
・エ:演奏権を徴収するには、著作権の管理事業者になる必要があるし、いちカラオケメーカーがが行うのは適正ではない。公平性が保てなくなる
・ひ:エクシングと第一興商が併せて演奏権を徴収すれば?
・エ:それでほぼ100%となるが、この業界にもう2社しかいない状態。あまり仲良くなるといろいろ問題
・ひ:公正取引委員会的に、独占になってしまうとよくないのか
・エ:それと、演奏件はカラオケだけではなく、人の集まるところでライブ演奏したり録音物を流しても演奏使用料が発生する
・ド:そこは1つの問題のポイント。ニコPがJASRAC登録を躊躇される要素として、オフ会等で盛り上がっているのに対して著作権使用料は徴収したくないのがある。しかし現実問題として「演奏権」という形でひとくくりにされ区別できない
:(以下かなり大雑把)
・ひ:ボカロPがJASRAC信託しないでいるのは、JASRAC信託されていたとすれば配分されているはずの著作権料についても、現在のJASRAC会員の間で配分されてしまっている状況。JASRACが嫌いと言いいつつ、JASRACを応援しているようなものでは?
・デ:ボカロPはもっと勉強しましょう
問題があったときには削除するかも…
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