囲み内はタレコミ氏による要約(thx^^)
>〈文化変調〉第2部・ネットの荒波(上) 大手経ず自分で配信
・ミュージシャン自身が作曲から販売をパソコン・ネットで行う新しいビジネスモデルが出現しつつある。
・既に電子書籍では誰でも書籍を作って売れる仕組みができている。(米アマゾン社のサービスを紹介)
・ネットならではの表現、フラッシュアニメでは、作者から企画や宣伝を請け負う代理人業が登場している。
・逆にネットで生まれたケータイ小説を書籍化する出版社が出てきた。
・出版社など旧来メディアは著作権管理などの代理人に変質していく?
>〈文化変調〉第2部・ネットの荒波(中) 無料公開、作品の価値は
・京都精華大学生製作の短編アニメ「フミコの告白」は、アニメスタジオでつくれば数百万円かかるような作品だが、無料でネットに流し、昨年11月にYouTubeやニコニコ動画で高い評価を得た。現在企業からCMなどの映像製作依頼が相次いでいる。
・YouTubeでは人気作品に関連広告をつけ、広告料を投稿者に分配する「パートナー契約」という仕組みがある。
・ロックバンド「ユーフォリア」は自身のサイトからアルバムを無料で配信している。「複製が簡単な時代、生演奏の価値が再発見されるのではないか?」との考えから、ライブ客を増やすのが狙い。
・ネット外でも作品の価値、対価を見直す流れが生まれつつある。4月、原宿で「美術品の無料展示即売会」を意味する 「アートフェアフリー」が開かれた。「1日デート」「画廊での展示権」・・・。来場者はお金以外の「何か」を対価として提案し、その提案を作家が気に入れば作品を手にすることが出来る。
・無料で楽しめるものが増える中、ライブなど『今』『ここ』でしか味わえないものの価値が上昇していく?
>〈文化変調〉第2部・ネットの荒波(下)〈1〉 坂本龍一「産直」ネットの予感
・誰もが発信者になれる。その為、選択眼がより一層求められる時代に
・「生産者と消費者が近い関係を持つ『産直』的な小さなネットワークがたくさん生まれていくのではないか。」(坂本龍一氏談)
このシリーズでは結局ボカロの直接的な話題はなかったんですが、シリーズ最初の話題が、渋谷のHMV閉店→ネットから飛び出し一躍ヒットチャート上位に入ったアマチュアの歌い手「バルシェ」という流れだったので、間接的にですが、ボカロがネット時代の文化の荒波のわかりやすい申し子であることが伺える内容だと思いました。
オマケ
同じタレコミ人によれば、上記とは別に、次の記事が気になったそうなのでメモ。
>japan.internet.com「日本の音楽 SNS、参加ユーザーはわずか1.7%という悲惨な現状」
関連ページ
>朝日新聞の「文化変調」という記事に今後要注目…かもな件
>朝日新聞の「文化変調」の続編が掲載されたらしい件
