>ピアプロ「作品を一般流通に乗せるコラボ」(99?100参照)
それによれば、まず今回の件は個人作家にはまったく関係がない話らしい。kai氏からも個人作家に対しては寛大な方針が明言されたのでご安心を。
結論から申しますと、個人の作家様に対して弊社が権利主張を行う事はございません。作家様におかれましては、ご自身の創作物を、自由に投稿して頂ければと望んでおります。またそれらの二次創作についても出来るだけクリアな形で促進され、創作活動の可能性が活性化される事が望ましいと考えております。
では、今回の件の事の本質がどこにあり、何を問題にしているかというと、クリプトン社はボカロのリソースを使って商売をしようとしている企業に対して、ボカロキャラを使用するしないに関わらず確認等を行っているらしい。これは、ボカロキャラを使っていないと企業が主張している場合でも、「歌手名やキャラクター(二次創作含む)について曖昧な表現が故意に含まれる可能性があると捉えられる場合」など、あとでこじれそうな問題をクリアにするとか、今後の両企業にとってメリットある提携やバーター取引等の前向きな商談をする機会にもしているようだ。
以上から、「企業」については個別に慎重な対応をしているとのこと。Bumpyうるし氏については、同氏の会社「バンピーファクトリー」名義で話が来ていたため、他の企業と同様に慎重な個別対応をとったということのようだ。というわけで、これらの説明によって、渦中の人、Bumpyうるし氏らをはじめとして、ボカロ界の住人の間にも安堵が広がっているもよう。
なお、kai氏によれば新たな危惧もあるらしい。それは、(キャラクターを使用しない)ボカロCDと、他のグッズ類(特にアダルト系)とを抱き合わせ販売するという手口で、あたかも「公認」を装った商品が出回ることによって実際にクレームが発生しているとのこと。確信犯的なあらっぽい商売にも対応するのは大変そうだが、とりあえず個人作家に関する部分では、一縷の不安もない規約なりの整備を期待したいところ…でつな。
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