出た!特許の「オープン・クローズ戦略」の記事に初音ミクに関する言及
特許の活用形態には
「オープン戦略」(他社にも発明の使用を許可する)と
「クローズ戦略」(自社だけが発明を用いる)などがあるそうで、何かを始める際の特許に関するガイドとなる
「スタートアップでのオープン・クローズ戦略の選択 特許の有効活用を考える」という記事が掲載されているそうだが、そこに
初音ミクに関する言及があるもよう。それによると、
「初音ミクは、イラストとVOCALOIDというソフトウェアの混合物」だそうで、
「初音ミクでは、キャラクターをオープンすることで認知度を高め、ソフトを特許でクローズすることで独占販売するやり方を選択したことになります。」とのこと。興味ある人はチェックしてみて。
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BLOGOS「スタートアップでのオープン・クローズ戦略の選択 特許の有効活用を考える」


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zenmono「禅会vol.1「そろそろオープンIPについて語ろうか」レポート」


[初音ミク-音楽] 2013/09/21(土) 08:46:41
| ニュース
| コメント:14
オープンとクローズというよりも二次創作を認めた点でしょ。著作権著作権って厳しく取り締まって自分で自分の首を締めてる日本の音楽業界と違って。
- 2013/09/21(土) 09:02:01 |
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- どこかのミク #-
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二次創作もオープンの内なんじゃない?
日本の音楽業界はそれこそ欲の革突っ張らせて古い感覚でひたすらクローズしようとしたからダメになったって事なのでは
嫌儲な人はこういう○○戦略とか眉を顰めるんだろうけど、この戦略は企業とユーザー双方で持ちつ持たれつの良い関係を築くための手法と見て良いかと
- 2013/09/21(土) 11:08:00 |
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- どこかのミク #-
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微妙に間違ってるなぁ。PCLについて触れてもいないし。
クリプトン社が保有しているのは、「初音ミク」の商標とソフトウェアとしての著作権。ボーカロイドの特許はヤマハが持っている。
ただ、キャラクターの商品化権については法律で明文化してなくて、今のところ当事者間のライセンス契約に拠るしかない。
このキャラクターの使用権を非商用・無償の場合に限り開放し、二次創作を認めたのがクリプトン社の先進的なとこだったんだけど、そこまで詳しく書かれていないね。
- 2013/09/21(土) 20:03:44 |
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- どこかのミク #-
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特許っていう制度は現在の制度ではガチガチな制度で、クローズの面ではしっかりした守りができる様な仕組みになっていますが、他方、オープン性の面については、どう権利者の権利を守りながら他者への利用を許可していけるか、という点が全く出来ていないのです。
これを特許制度の観点から見れば、特許制度として、どう運用ガイドラインを持たせればうまい具合に知的財産を管理しつつ、知的財産の利用の普及や促進を(経済効果的に)運用できるか、という仕組みそのものが皆無なところが現行特許制度の足りない部分であり、解決の残された結構将来に重要な問題としてあって、このところが大きく改善の余地があるなぁ、と思わせる制度(のまま)になってしまってるんです。
そこで初音ミク現象で運用されているPCLの運用がヒントになるんじゃないか、ということの程度で触れているんだと思うんですけど、初音ミク現象に注目してヒントを得ようとするってところはよいのでは。なにか特許制度の変化の兆しが起きればいいと思う。
クローズ戦略の考え方の方はかなり進んでいて、クローズ徹底の究極は、誰にも知られたくないかなり斬新と思われるアイデアなら特許さえも申請するな、って戦略があるんです。特許は検索できて内容を見られてしまうので。
そこで企業など組織の中で徹底した知的財産の囲みを作って漏洩しない組織形態を作って、発明者だけが内容を知っていて他の誰もその内容を知らないが、会社としてはその密閉されたアイデアを提出された時期だけを管理する、なんて高度な手法があるのです。
クローズ戦略はここまで徹底した戦略があるのに対比して、(現行の特許運用概念では)オープンの考え方はトホホなくらいの散々たる状況。それというのも、現行特許制度が上にも述べたように、オープンな環境でもしっかり権利が守られる様にする、という概念とその概念にそった仕組みを全く持っていないからなんです。せめて特許制度の中に公式のオープン規定を作って、特許申請時の申請用紙に特許の運用についてオープン規定を選択して申請できる項目があれば、他社がそのアイデアを使えるかどうかとか、使うには条件はなにか、とか明記しておいて、閲覧者はこれを見ながら他者のアイデアや技術とどう連携できるか考えられる、という仕組みに再構築する必要があるのではないか、と思ったり。(長くなって申し訳ない!)
- 2013/09/21(土) 22:12:15 |
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- どこかのミク #T/kd9xzo
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文化や思想感情の表現の手段に関わる技術は、
普通の工業製品などの効率や機能を実現するための
技術と同列に論じることがはたして妥当だろうか?
- 2013/09/21(土) 22:39:54 |
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- どこかのミク #-
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特許といえば、
東京特許許可局だな
- 2013/09/22(日) 00:49:09 |
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- どこかのミク #-
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うっかりするとアメリカあたりは一度こういう方向性を持ったら、概念の浸透と普及が相当早いのではと思われます。(そういえば今TPPが進行中・・・)
また現行制度の様に頑なに守ること一辺倒の制度設計になっている知的所有権の概念は、企業にとっては負担も重い面がある実態もあって、ある面では細かい特許の取得に大きな労力とコストをかけるよりは、そういう類の特許は他社から(有償、無償に関わらず)借りることができるならその方が安くて利益を侵食しない、という考え方もあります。
たくさんある実例として、特許を取ってみたものの「自社の技術や体制では開発できない特許」というものも結構あります。これはせっかく価値あるアイデアも、それを開発できる技術レベルにない会社が特許権利化することによって、他の誰も開発できなくなっているという状況になり、当然他社にとってはそれを実現できる技術レベルを持つ企業があっても権利に邪魔されて、せっかく価値あるアイデアが実現されない阻害要因になっている、という現状もあるのです。この不利益は製品の利便性向上が図られないという点で消費者が被ります。
この点の経済効率性の悪さに着眼し、権利化されている知的所有権の利用に関する制度改善がなされるされるならば、その国の産業競争力はとても強い競争力になるのではないか、と思います。
とにかくアイデアをマネーに変えて企業を強くするには、(以下、自論ですが)
(1)アイデアを生む力を持つこと
(2)アイデアを(自分でやるか他がやるかの違いはあれ)実現する力に繋げられること
(3)そうして生んだアイデアを利益とマネーに変えられる力を持つこと
・・・という3つの力の達成がなければ知的所有権は文字通り「宝の持ち腐れ」になってしまいます。もっと言えば、もしアイデアを生んで権利化しても後半の2つがなければ、保持している知的所有権は経営にとって利益を圧迫する「害」であって「宝」でもない、ということになります。
- 2013/09/22(日) 02:00:47 |
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- 新型「知的所有権」概念提唱賛成のミク #Ld6.ksVI
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そういう「ものすごく難しい問題があるのだけど、それを解消する可能性が存在する事を示唆した」というのがミクさんたちの最大の功績ではあるまいか?…ww
- 2013/09/22(日) 03:22:38 |
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- どこかのミク #-
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商業的には言えばキャラクターが有料でその音源は最初に購入すれば後は無料だから考え方が違うと思う
- 2013/09/22(日) 04:02:13 |
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- ああ #-
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特許は、ミクさんを知財として保護するには不適当な制度。
著作権と特許は水と油だし、特許自体も保護期間は20年でしかない。登録審査や維持に莫大な費用がかかるし、国内しか保護されない。
その点、いち早く「初音ミク」を商標申請してブランド化に成功したクリプトン社は慧眼と言える。
商標は保護期間が無制限であるし、類似品にも保護の網がかかる。
問題はむしろ著作権の方だな。
オープンにすると普及は速やかで二次創作も盛り上がるが、マネタイズは困難になる。同人市場やカラオケ市場等で回収できるのは、日本だけの特殊なケースだよ。
海外だと海賊版や違法転載動画が溢れているし、JASRACみたいに著作権料をきっちり徴収する機関もなかったりするからな。
- 2013/09/22(日) 08:35:41 |
- URL |
- どこかのミク #-
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よくわからんが、ここに挙げられてる記事の登場人物が
ミクさん現象の都合のいい部分だけ見てることだけは分かった
- 2013/09/22(日) 16:31:44 |
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- どこかのミク #6b2nZk.k
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取るべきところできっちりとって企業も成長しておいてほしいしね。
クリプトンが倒れたらミクさんが倒れるのと同じだから良いシステムをどんどんと考えていってほしい。
金重視に落ちたらあかんで!
- 2013/09/24(火) 13:11:59 |
- URL |
- どこかのミク #-
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2013/09/22(日) 08:35:41
特許が不適当な制度じゃないよ。
特許はそもそもキャラクターを保護するためのものではないし、ソフトの技術も元はヤマハが作ったものだから。ミクを保護したければ別の制度を使えばいい話。特許は海外で保護してほしかったら、海外で申請すればいい。
キャラクターを商標登録するのもブランド化もどこの企業でもやる当たり前のことだから、クリが特別に慧眼というわけではない。保護期間は無制限ではなく、申請を更新することで半永久的に使える制度。
ジャスラックみたいな機関は海外にもあって、ジャスラックと提携しています。
正直いろいろと間違っている。
そもそも、この元記事でのミクの認識自体が間違ってるなあ。
- 2013/09/24(火) 19:11:34 |
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- どこかのミク #-
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特許についての長文乙
限定的使用に制度が向いてないというのは
言われて見たら確かにそうかもね
特許の裁判見ると、オールオアナッシングな印象を受けるもんなあ
- 2013/09/25(水) 22:35:25 |
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- どこかのミク #-
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