まず、2008年7月29日?8月1日に、札幌市(札幌コンベンションセンター)で、オープンな情報共有のあり方について議論する国際会議「iCommons Summit(iSummit)2008」(アイコモンズ サミット/アイサミット)がアジアで初めて開催されるそうなのだが、そこにクリプトン社も参加する予定のようだ。参加費用が、一般(全日程通し)が78100円、2日券が33000円、学生(全日程通し)が23100円とけっこうな額なのだが、いろいろな交歓イベントなども企画されていたりと、それなりに有意義なのではないかと・・・^^。なお、札幌市在住および通勤・通学している人には1日1000円の特別入場枠もあるそうでつ(ついでにボランティアスタッフも募集中)。
>Open Tech Press「クリエイティブ・コモンズの国際会議「iSummit2008」、札幌で開催」
>クリエイティブ・コモンズ「iSummit2008」公式サイト
>スケジュール(タイムテーブル)
>札幌市公式iSummitページ(予定されている講演内容など)
ちなみに、2008年3月27日に催された「東京国際アニメフェア2008」でクリエイティブ・コモンズが企画したシンポジウムにもクリプトン社は参加していたので、それに続くものだと思われ(そのときのITmediaのレポートはコチラ)。
でもう1つなのだが、現在、そのクリエイティブ・コモンズが「音景(おんけい)」と題する「ミュージックビデオコンテスト2008」を募集中。審査員である小山田圭吾(コーネリアス)、大沢伸一、坂本龍一らが提供する楽曲のミュージックビデオを作る「作品部門」と、CCライセンスでシェアされるミュージック・ビデオ用映像素材を提供する「素材部門」があり、優秀作品には賞金および上記札幌のイベントで上映もされるそうな。部門の性格上ミクの音声的な参加は微妙だが(素材提供部門の映像に入れておくことは可能ぽい)、ミクの動画を作ってる人なら力試ししてみるのもいいかもさ。なお、募集期間は2008年6月10日(火)?7月14日(月)と、もうはじまってまつ。
>「音景」公式サイト
ページ下にすでに各部門の投稿作品が見れるようになってるので、部門ごとに、どんなの作ればいいのかはすぐ分かる
○クリエイティブ・コモンズって何ぞ?という人の参考資料
>【JASRACに代わる】クリエイティブ・コモンズ【著作権の定義】
>Wikipedia「クリエイティブ・コモンズ」
>InternetWatch「クリエイティブコモンズは“All or Nothing”の中間」
○クリプトン社がクリエイティブ・コモンズを参考にしているという資料
>ITmedia「初音ミクが開く“創造の扉” (2/2)」
(ピアプロは・・・)ライセンスはクリエイティブ・コモンズ(CC)と互換性を持たせ、「氏名表示が必要か」「改変OKか」をそれぞれ選んで投稿。作品を利用した際にはコメント欄にお礼を書き入れる。
ピアプロは「peer production」の略で、一般的には「集合知」と訳される。「ネットに点在する複数の人(peer)が自律・自発的につながって何かを創造する」(伊藤社長)場にしたいという。
>ITmedia「「出口がない」「権利者は誰」――初音ミク2次創作の課題」
ライセンスはCCを意識
ピアプロのライセンス選択画面 投稿時のライセンスはクリエイティブ・コモンズ(CC)を意識したオリジナル。「作品の改変を許すかどうか」「氏名表示を省いていいかどうか」の2つを選んで投稿する。CCライセンスでは、氏名表示を省けないほか、「公序良俗に反しない」といったルールも定めることができないため、オリジナルを選んだ。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの松本昂さんによると、CCライセンスは米国で誕生した当初、氏名表示を省くかどうかを選べる仕様だった。だが「利用者の95%が氏名表示をオンにしていた」(松本さん)ため、デフォルトで氏名表示する仕様にした。
一方で、ピアプロでは多くのユーザーが氏名表示オフを選ぶという。日本人の国民性だろうか。
○クリエイティブ・コモンズに登録されているボカロ楽曲
>あなたの歌姫/初音ミク_fullver.
関連ページ
>ピアプロで「ライセンス条件の割合調査」が公開!そして考察
>VOCALOIDに関係した直近の会議イベント情報についてのメモ
