>アスキー「インターネット村上社長に聞く「Gackt声のボーカロイドは、いかにして誕生したか」」
勝手に要約
・2008年4月1日の発表、ニコニコ動画の時報に何気にGackt本人の生声とVOCALOIDを流したことは、いずれも「ネタだろうと思われることを狙っていました」という周到な作戦だったもよう(してやられまつたー)。
・「がくっぽいど」には、初心者がすぐ楽しめるように、Gacktの曲のデータが用意されるらしい。
・Gackt氏にしたのは、「アニメ声優では、初音ミクとの差別化ができない」という理由。
・「がくっぽいど」といういかにもネタっぽいネーミングは、実はGackt氏の提案。w
・パッケージにはGackt氏をイラスト化したキャラが入るらしい(名前はとりあえずない)
そして、次がけっこう驚きだが、村上のインタビューによれば、声や画像は基本的にフリーになるそうな。なんという太っ腹。VOCALOIDは「楽器」になったもよう。これは参った、スゴいでつ。
>インタビュー記事より引用
村上 まず、商用・非商用にかかわらず、ユーザーが自由に声や画像を使って曲を作り、公開していただけます。着うたサイトで使う場合もフリーです。がくっぽいどを使用して作成した楽曲の著作権は、もちろん商用・非商用にかかわらず作者にあります。
キャラの使用に関しても基本的には、フリーにするつもりです。著しくイメージを損なう場合を除き、ネットでの公開、出版物での使用に関しては、商用・非商用を問わず許諾の必要はありません。
イギリスではレディオヘッドがユーザーに商品の値段を自由に付けさせました(関連記事)。そのように、音楽の世界は進んでいますが、動画はこれからだと思っています。がくっぽいどは、使ってもらう機会を増やしたいのでフリーを基本にしたいと思います。
Gacktさんの声で歌われた曲がフリーになるって、考えてみればすごいことですよね。こちらは権利ビジネスをしたいわけでないので、どんどん使ってもらいたいですね。
追記
貴重なコメントをいただいたので掲載させていただきます(ご指摘ありがとうございます^^ 掲載がまずければ連絡ください)。確かにまだ発売されていないうちに結論付けるのは、早すぎた面はあるかもしれません。また、後発製品なのでより優位な印象付けをするのは当然といえるでしょう。そのあたり差し引いてお読みくださるようお願いいたします。
誤解を与えるのでは
ミクだって声自体は商用利用フリーですよ。
ミクの画像を使えないから楽器でないというのは暴論では?
そもそも楽器として使うならキャラクターは不要なはず。
バーチャルシンガーとして商用利用できないことをを楽器として利用できないことと混同するのは如何なものかと思います。
また、「ただし、有料ソフトでGACKPOIDを前面に出した使用をする場合は別途契約などが必要になるという。」となっていますので、「がくっぽいど」「GACKPOID」商標は非商用限定でフリーと思われます。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080507/internet.htm
声に馴染んでもらうためのキャラクターである初音ミクと、Gacktの声であることを前面に押し出したがくっぽいどではキャラクターの意味がまるで違う。
そもそもキャラクター付けの理由が根本的に異なるものをフリーかそうでないかで比較すること自体が間違っています。
がくっぽいどのキャラクターがどのようなものであるかも分からないうちに初音ミクと比較するのは避けるべきでしょう。
すでに本人をデフォルメしたキャラクターでないことは明言されていますし、人型かどうかさえ分からない。
関連ページ
>出た!株式会社インターネットが「がくっぽいど(GACKPOID)」を6月発売!
