初音ミクみく

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初音ミクで試作した「平清盛」曲は「遊びをせんとや生まれけむ」だった件

2012年1月から放送予定のNHK大河ドラマ第51作目「平清盛」(たいらのきよもり)について、以前、音楽担当の「吉松隆」氏が、サンプル音楽のために初音ミクを導入したことが記載されていたが、このことがWebサイト「月刊クラシック音楽探偵事務所」(提供:Japan Arts クラシック・マガジン。所長:吉松隆)で、より詳しく語たっているもよう。それによると、初音ミクで試作した曲というのは「平安末期の流行歌を集めた「梁塵秘抄」に収録された最も有名な歌の一つ「遊びをせんとや生まれけむ」」とのこと。また、「本番の劇中歌およびテーマ曲を歌わせることも考えていた」「テーマ曲の最後に聞こえる歌声が「初音ミクっぽい」のはそのせいだが・・・ちょっぴり残念ではある」との記載もあるようだ。初音ミクが歌ってたかも…という意味でも「平清盛」は観るしかない…かもさ^^

月刊クラシック音楽探偵事務所「大河ドラマ「平清盛」音楽制作メモ」


□遊びをせんとや
(略)
ちなみに、このメロディ、「初音ミク」というヴォーカロイド(歌声をサンプリングし日本語で歌を歌わせることが出来るソフト)で試作を重ねて作成している。
 もともと「歌詞を歌わせる」ことが目的のソフトなので、こういう「歌」の作曲には向いているのだが、平安時代の「今様」をコンピュータのヴォーカロイドで歌わせる…というのは、考えてみれば結構不思議な組み合わせと言えなくもない。

 実は、彼女に本番の劇中歌およびテーマ曲を歌わせることも考えていたのだが、最終的には「すべて生音で」という原則もからんで採用にならなかった。テーマ曲の最後に聞こえる歌声が「初音ミクっぽい」のはそのせいだが・・・ちょっぴり残念ではある。
(もし実現していたら、タルカス以上にネットの話題を集めたかも知れない)

大河ドラマ「平清盛」「よくある質問」

Q. 舞子が歌っていたのは、どのような歌ですか?

今様(いまよう)という平安時代後期に流行した歌です。
メロディは現存していないので、音楽を担当している吉松さんが、雅楽(ががく)の香りを残しつつ、分かりやすくシンプルでありながら、微妙なゆらぎを持ち、繰り返しドラマの中で聴かされても飽きないものを目指して作曲しました。
詞は「遊びをせんとや 生まれけむ 戯れせんとや 生まれけむ 遊ぶ子どもの声聞けば 我が身さへこそ ゆるがるれ」です。
意味についてはいくつかの解釈がありますが、このドラマでは「子どもが遊ぶときは、時の経つのも忘れて、夢中になる。子どもが遊ぶみたいに、夢中で生きたい」という意味で歌っております。


吉松隆交響曲工房
wikipedia「吉松隆」
wikipedia「平清盛 (NHK大河ドラマ)」
大河ドラマ「平清盛」


関連ページ
NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽担当「吉松隆」氏が初音ミク導入な件 twitterを見る [初音ミク-音楽] 2012/01/11(水) 09:41:39 | ニュース | コメント:4

てっきりユキちゃん(歌愛ユキ)かと思ってました。
  1. 2012/01/11(水) 11:01:25 |
  2. URL |
  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

俺だったら黙って使っちゃって「あれ初音ミク?」と聞かれたら「違いますよ。似てる声の人ですよ」と答える。
  1. 2012/01/13(金) 09:08:31 |
  2. URL |
  3. どこかのミク #BsoEmrf.
  4. [ 編集]

確かにオープニングの最後のアレは音声合成に聞こえなくもない・・・
  1. 2012/01/15(日) 20:10:43 |
  2. URL |
  3. akasasiti #-
  4. [ 編集]

冨田勲とのトークのラジオ放送中に、
ミク版の遊びをせんとやを出してなかったっけ?
話だけだったかな?
  1. 2013/10/02(水) 08:14:51 |
  2. URL |
  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

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