初音ミクみく

VOCALOIDに何気に関連しそうな情報をまったり収集していたアーカイブサイト!

祝!ボカロ系サイト「初音ミクみく」が<超卒業>

ボカロ系サイト「初音ミクみく」について、本日をもちまして<超卒業>とさせていただきます。タレ込み・アドバイス・叱咤激励していただいた方には猛烈な感謝を。ご迷惑をおかけした企業様・個人様には深くお詫びを。そして、ボカロとともに同じ時間を共有させていただいたすべてのみなさまに、厚く御礼申し上げます。ミクミクサンキュー!


ミニデータ

開始日:2007年09月25日
超卒業日:2013年12月31日
公開記事数:16900件
コメント数:48583件以上
タレこみ数:6792件以上

今後のボーカロイド・シーンの発展を願って…管理人より twitterを見る [初音ミク-音楽] 2013/12/31(火) 23:59:59 | ニュース | コメント:277

ボカロ夜話:すべてがミクになる

■ボカロ夜話:すべてがミクになる

深夜、ふいに身体を揺り動かす手があった。うながされ、眠たい目を開けたのは、まだあどけい少女だった。

「ん…どうしたのパパ」
「ごめんね、ちょっと起きてくれるかい」

そう言うと、父親は娘を抱きかかえ、リビングのゆったりしたソファーに座らせた。

「今日はね、とっても大切な日なんだよ」

部屋は薄暗く、空間投影されたディスプレイだけがほのかにまぶしい。そこでは特別番組が放送されていた。画面には数字が表示され、次第に数を減らしている。父親が言った。

「むかーしね、歌の女神さまが生まれたんだ。それをこれからみんなでお祝いするのさ」

そして、ついにカウントダウンしていた数字がゼロになると、盛り上がりが頂点に達し、突然ツインテールの女の子が、ニッコリとした表情でディスプレイいっぱいに現れた。

「あ、この人知ってるよ。ええと…」

少女が答えを見つける前に、ツインテールの女の子がディスプレイから(最新の映像技術により)飛び出してきた。そして、ひとしきり部屋の中を自由に飛び回ると、少女の前に躍り出し、ティンカーベルのようないたずらな目を向けた。少女は少しばかりびっくりしたが、すぐ嬉しくなって、ご挨拶をした。

「こんにち…わ」

ツインテールの女の子が、やや甲高いトーンで応えた。

「はじめまして。うふふっ」

やがて、どこからともなく流れてくるメロディー。少女はその曲を知っていた。なぜなら、お遊戯の時間に教えてもらっていたからだ。前奏が終わり、ツインテールの女の子が息をすぅーっと吸い込み、歌いはじめると、つられて少女も一緒に歌い出す。

「みなもーにゆれるーこもれびのなか…」

ディスプレイには、世界各地(月や火星も)の、お祭りの様子が順繰りと映し出されていた。どの場所でも、数えきれない人々の真ん中で、ツインテールの女の子が優美な動きを披露していた。そして、特に少女が見とれたのは、人々が振っているスティックの光が、大きなうねりがとなって繰り広げられている、稀に見る美しい光景だった。

父親は、少女に小さな"柄"を手渡した。底をタッチすると反対から緑色の光が伸び、同様なスティックになった。スティックの周りでは、次々と「オメデトー」「メデタイ!」といった文字がくるくる回り、しばらくきらめいては消えていく。父親と娘は、世界中の人と喜びを分かち合い、この1万年に一度のお祭りを楽しんだ。

父親が尋ねた。

「この、おうた好きかい」
「だーいすき。ええと、セツナイうたなんだって」

「この青い髪の女の子もかい」
「うん、好き! あっ、思い出した…ミクちゃん」

父親は嬉しそうにうなずき、娘の頭をやさしく撫でた。

ときに西暦3939年3月9日3時9分の出来事だった。

※この物語はフィクションです。 twitterを見る [初音ミク-音楽] 2013/12/31(火) 23:55:57 | ニュース | コメント:4

ボカロ夜話:クウキヲ嫁

■ボカロ夜話:クウキヲ嫁

初音ミクみく管理人は、常駐アプリ「クウキヲ嫁」を愛用していた。これはコメントやツイートの反応をインテリジェントにチェックしてくれるスグレモノだ。開発者に感謝である。

使い方は簡単。記事をアップしたらURLを指定し、あとは「クウキヲ嫁」で監視させればいい。すると「クウキヲ嫁」は、賛成意見、反対意見、中立といった具合に、場の空気を分析する。ちなみに管理人は、記事を公開したとき、あらかじめユーザーの反応の賛否を予想しておき、大きく食い違ったときにアラームが鳴るよう設定している。これで不測の「炎上」にも即対応できるというものだ。

「クウキヲ嫁」がアラームで警告することはたびたびあったが、管理人の対処は実に手馴れたものだ。多くの場合、文章の語尾「~をチェックしてみて」を「~をチェック…かもさ」に修正するといった程度でお茶を濁すことに成功していた。まれに「後日談」や「お詫び」を追記するような事態に発展したこともあったが、最悪の「記事削除」までいくことは、めったにないことだった。

ある日のことである、管理人のPCから、けたたましいほどのアラームが鳴りひびいた。時間を見ると、深夜の0時すぎ。アラームの鳴り方からして「炎上」レベルであった。そんなひっぱくした事態であったが、管理人は実にノンキなものだった。

「こんな時間に、何ぞ?」
「え゛? これって、「クウキヲ嫁」のアラーム…だっけ?」

こう反応したのも無理はない。管理人が「クウキヲ嫁」のアラームを聞いたのは実に4年ぶりだったからだ。というより、もはやインストールされていることも忘れていた。おずおずと調べてみると、アラームの原因は次の最新記事だった。

「祝!「初音ミク」発売10周年!」

管理人は「あっ」と声をあげた。

実は「初音ミクみく」は4年前に終了していたが、終了日にこの記事を書き、FC2ブログの「予約投稿」を仕掛けておいたのだ。そして、今日が設定されていた公開日であった。むろん、当時は「おそらく"4年後"には、もはやサイトは残っていないだろうから、この記事が日の目を見ることはないよね」と、なかば冗談のつもりだった。それが長い眠りから覚め、予定どおり公開されてしまったのだ。これはしまった。さすがに"いまさら感"は否めない。削除…

そう思いつつ、何気に記事に目をやると、公開から数分にも関わらず、たくさんのコメントで溢れていた。

「オメデトウ」
「元気かー」
「ミクミクサンキュー」
「今日も、みっくみっく」
「出たな亡霊」
 …

ゴーストタウン化していた「初音ミクみく」が、ほんのいっとき、かつての賑わいを取り戻していた。それは、管理人の脳裏に、楽しかったあの頃を鮮明に思い出させた。驚きと懐かしさで、さまざまな感情が湧き上がり、管理人は動揺した。

「お、おまえら…まだ覚えてくれてたの?」
「いったいなんなの…な、何をさせたいの?」

2017年8月31日…某所に初音ミクみく(元)管理人の姿があった。そして大切な思い出をいつくしむように、そうっとつぶやいた。

「初音ミク…10周年…メデタイ!」

言葉は静かに世界へと拡散していった。

※この物語はフィクションです。 twitterを見る [初音ミク-音楽] 2013/12/31(火) 23:55:30 | ニュース | コメント:2
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