>Stuff.co.nz「The virtual Lady Gaga」

kai_ss | 【速報】ニュージーランドの新聞にもミクさんキタ━(゚∀゚)━!!!!!!! pic.twitter.com/XjvGBR5XIt![]() | link |

有志が翻訳してくれたそうなのでメモ。
世界で最も多才なパフォーマーが、日本フィルハーモニーオーケストラの列と二列の合唱隊の上を6メートルの幽霊のように漂っている。初音ミクの投影された映像は、冨田勲のイーハトーブ交響曲のメロディを歌い上げ、音楽家達の上で繊細に踊る。こちらで小さくキックし、あちらで半回転して、首を左右に傾ける。彼女はバレエのダンサーのように爪先で旋回し、空を見上げ、地面から漂い、ゆっくりと無へ、つまり舞台を離れるパフォーマーへの創造的な急展開へと消えていく。
ミクはハイピッチの歌うカートゥーンにしか見えないかもしれない。だが彼女はラディカルな文化現象の先鋒であり象徴であるのだ。彼女のアニメからインスパイアされたアバターは、 2007年にCrypton Future Media (CFM) 社より発売されたヤマハのvocaloid 2音声合成プログラムを売るため創作された。このプログラムでは、誰もが データベースにある個々の音素ユニットから歌を作ることができる。ムードとピッチと長さと共に言葉をプログラムに打ち込むのだ。「誰もが初音ミクのプロデューサーになれます。」マーケティング・ディレクターの村木香苗は語る。
ミクは唯一のボーカロイドのキャラクターではないが、彼女の人気は断然一番だ。彼女の最大のヒット曲のWorld is MineはYouTube上で1560万再生である。ある推計では、何千もの人々によって創作された60万のミクの作品がオンラインにある。ボーカロイドの販売者達が著作権を緩めて、遠く離れたファンが歌やリミックスで協力できるウェブサイトを提供した時、この現象のきっかけが起こった。こうすることで、ミクや鏡音リンや巡音ルカといった他の「ボーカロイド達」に、文化が成長できるような空間を作った。
別のウェブサイトが、ファンに彼ら自身のミクのポップ・ビデオを演出する機会を与える(YouTubeだけで26万7000を越えている)。またミクは、完全にコンピューターだけで生成されたオペラであるThe Endに出演したことがある。その衣装はファッション・デザイナーのマーク・ジェイコブスによって描かれ、次回は11月にパリで上演される。
このバーチャル歌手は8万の売り上げとライセンスから1億2000万ドル(1億4500万ニュージーランドドル)を作り出した。そのパートナーには、YamahaやToyota、セガ、Google、ドミノピザが含まれる。またそのメンバーが集合的にアートと音楽を創造しそれを崇拝するサブカルチャーを産み出した。
「私は初音ミクが音楽産業を破壊しうるとは言いません」CFMのトップである伊藤博之は言う。「しかし私達が何かとても新しいものに巻き込まれている気がします。」
初音ミク(これは「未来の最初の音」と訳せる)の経歴は希薄である。彼女は16歳で身長は158cm、体重は42kgだ。YouTubeのあるインタビューで、彼女は好きなものは歌と踊り、緑色とネギと言う。だいたいそんなところだ。「ミクは楽器のように自由です。」あるオンラインのコメントは主張する。「彼女は彼女のユーザーに属し、何をいつどのように彼女が歌うことができるという契約は存在しません。」
「ミクは世界初のウィキ・セレブリティーだから、人気なんです。」マサチューセッツ工科大学の日本の大衆文化を専門とする文化人類学者、イアン・コンドリーは言う。「ファンは彼女の歌の製作に参加できます。あなたがLady Gagaのために歌を作ることができ、彼女が歌ってくれるようなものです。」
「彼女には背後の人格がありません。人々のアイデアの余地があるのです。」
29歳のオーストラリア人で、現在日本で英語教師として働くAn Hoは言う。「あなたが選んだどんな人格でも持つキャラクターというアイデアは、豊富な創造性の余地があります。」
ミクの人気-4つの東京公演のための一万枚の一枚80ドルのチケットが去年一時間で売り切れた-は、彼女のコンサートで明らかだ。そこでは彼女は3Dでステージに投影され、人間のミュージシャンによって伴奏される。もっと良く理解したければ、YouTubeを見ることだ。2011年の札幌市での公演は、闇の中の魚の群れのように動く緑のサイリウムで始まり、ギターを弾く真似をしながらミクが表れた時、それは空中を一つとなって突進する。ステージは黒や紫や赤に染まり、虹色のレーザーが空中に瞬く。彼女が聞こえないにも関わらず、群衆は彼女の名前を叫ぶ。
「ミクはアーティスト性の新たな可能性を示します。我々が未来のコラボレーション的創造性の経験を見ることになるだろうと私は期待しています。」コンドリーは言う。「伝統的な録音産業はそれ自身の再発明を必要としています。これは台頭する道の一つです。」
オマケ
「USA TODAY」にもコスプレイヤーへのインタビューを織り交ぜたボーカロイドの報道動画が来ているそうなのでメモ。
「ボーカロイドはポップスターだが本物じゃない」
>USA TODAY「Vocaloids: They're pop stars, but they're not real | USA Entertainment Now」












上記「USA TODAY」動画に記事が付いたページが公開されたそうなのでメモ。
>USA TODAY「Japan's popular performer has international fame, but she's not a real person.」

上記「USA TODAY」の記事が、新聞掲載されていたそうなのでメモ。
izuzu_izu | 初音ミクがアメリカの新聞に載ってる!!すごい!! pic.twitter.com/Q7rXAKk61Y![]() | link |

>togetter「初音ミク USA Today記事の@3103net 氏による翻訳まとめ」
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