初音ミクみく

VOCALOIDに何気に関連しそうな情報をまったり収集していたアーカイブサイト!

「ボーカロイド市場」が2010年~12年の間毎年約10億円規模で拡大らしい件

2012年10月15日に、市場調査、調査分析などを行っている「矢野経済研究所」が、「「オタク」市場に関する調査結果2012」(調査期間:2012年7月~9月)という調査を行ったそうで、資料「クール・ジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究 2012」(A4判666頁、定価:105,000円)のサマリー(要約)がWeb公開されているそうだが、調査対象として「ボーカロイド(関連商品含む)」も含まれており、「ボーカロイド市場」についての報告もあるとのこと。それによると、「2011年度の「オタク」市場は前年度に引き続き…堅調に推移している。」という前提のもと、「2011年度のボーカロイド市場規模は前年度比14.5%増の63億円であった。二次創作が活発に行われて市場が活性化していることや、ボーカロイドキャラクターの人気で様々な関連商品が発売されていることから、拡大が続いている。」とされているようだ。さらに、前年の2010年のボーカロイドの市場規模は55億円で、翌年(今年)である2012年のボーカロイドの市場規模予測は73億円となっているもよう。本調査によれば、野村総合研究所が試算したという100億円にはとどいてないようだが、ここ3年は毎年ほぼ10億円の伸びということで、確実に拡大…よのさ^^

アニメ!アニメ!「オタク市場、恋愛ゲームとオンラインゲームが3割成長 矢野経済研調べ」
bizmash!「[データ] 堅調な「オタク」市場、恋愛ゲームやボーカロイドが際立った伸び」

(略)

◆ 2011年度は恋愛シミュレーションゲーム、オンラインゲームで、いずれも前年度比3割増と大幅に拡大
2011年度の「オタク市場」を分野別に見ると、恋愛シミュレーションゲーム市場規模は前年度比30.4%増の146億円、オンラインゲーム市場規模は前年度比29.2%増の3,868億円といずれも前年度比3割増と大幅に拡大した。ボーカロイド※、アイドル、メイド・コスプレ関連サービスは前年度比1割以上の拡大、声優、フィギュア、ライトノベル、電子コミック、コスプレ衣装、ドール、鉄道模型、プラモデル市場は堅調に推移した。

(略)

【調査結果の概要】
1. 市場概況と将来展望
2011年度の「オタク」市場は前年度に引き続き、コアユーザーを確実に取り込みつつ、リーズナブルな商品・サービスの提供により、エントリーユーザーやライト層、「非オタク」である一般層を獲得し、堅調に推移している。
特筆すべき点として、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や動画共有サイト等により、商品・サービス・コンテンツを提供する事業者側とユーザーとの距離が非常に近くなっていることが挙げられる。ボーカロイド※がその好例であり、ユーザーがボーカロイドソフトで作成した楽曲がネット上で共有され、二次創作が多数生まれることにより市場が創出され、発展を遂げている。また他の分野別市場でも、SNSやブログ、動画共有サイト等を用い、情報発信と同時にユーザーの生の声の収集に注力する事業者が増えている。
「オタク」市場はコアユーザーである「オタク」層と、分野により一般層を取り込み、今後も堅調に推移すると予測するが、しだいに成熟していくと見る。国内市場は人口減少等により、経済成長の鈍化が見込まれ、事業者各社ともに成長を維持するためには海外市場への進出が不可欠であるものと考える。
※ボーカロイドとはボーカルとアンドロイドを組み合わせた造語で、大手楽器メーカーの開発した歌声合成技術および、その応用ソフトウェアにより創作されたキャラクターや楽曲、及び二次創作物や関連商品、コンテンツをさす。

2. 注目分野別動向
2011年度のオタク市場を分野別に見ると、恋愛シミュレーションゲーム、オンラインゲームは前年度比3割増、ボーカロイド、アイドル、メイド・コスプレ関連サービスは前年度比1割以上の拡大、声優、フィギュア、ライトノベル、電子コミック、コスプレ衣装、ドール、鉄道模型、プラモデル市場は堅調に推移した。

(略)

2-3. ボーカロイド※市場
2011年度のボーカロイド※市場規模は前年度比14.5%増の63億円であった。二次創作が活発に行われて市場が活性化していることや、ボーカロイドキャラクターの人気で様々な関連商品が発売されていることから、拡大が続いている。
注4.「ボーカロイド」については、一部、漫画市場、同人誌市場、フィギュア市場、ドール市場、コスプレ衣装市場、オンラインゲーム市場に包含されるコンテンツがある


(略)

表1. オタク市場分野別市場規模推移と2011年度市場概況
分野2011年度の市場概況2010年度2011年度2012年度(予測)
ボーカロイド(関連商品含む)2007年の「初音ミク」のリリースを機に市場が形成され、関連商品の発売や二次創作の活発化により、市場拡大が続いている。55億円63億円73億円
表2. 各分野別の市場定義
分野市場定義
ボーカロイドキャラクターが付与された音声合成・デスクトップミュージックソフトウェア及び同キャラクター。本調査では同ソフトウェアそのものの売上、同ソフトウェアで作成された楽曲及び同キャラクターの関連商品・二次創作物の売上を市場規模に含む。


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「Mr.サンデー新装開店SPこれがニッポンの生きる道」が放送されたらしい件 twitterを見る [初音ミク-音楽] 2012/10/19(金) 01:53:05 | ニュース | コメント:15

(この記事を見て立ち上がる)んふ、ぬふふふふ、わはっはははは・・・!(足元に空財布)
  1. 2012/10/19(金) 02:30:24 |
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  3. どこかのミク #REFP/Wm6
  4. [ 編集]

どうりでいろんな企業が安易に食いつくわけですわ
こういう数字だけ見て皮算用しちゃう人がいるんだろうなぁ
数字の中身がどういうものかとか考えずに
  1. 2012/10/19(金) 03:25:21 |
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  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

いや・・・これなんだが、他の例えばアニメとか下がってはいるけど500億台とかメイドカフェが100億台とかネトゲが何千億台とかボカロは右肩上がりだけど一番小さい規模だったよ
  1. 2012/10/19(金) 06:46:15 |
  2. URL |
  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

基本無料、金はクリエイターへのお布施
そんな考えが結構つよい界隈が、
ここまででかくなれた。ってのがまず奇跡。
  1. 2012/10/19(金) 07:16:56 |
  2. URL |
  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

その内何割がミクさんのおかげなのか…
  1. 2012/10/19(金) 09:41:45 |
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  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

>同キャラクターの関連商品・二次創作物
>注4.「ボーカロイド」については、一部、漫画市場、同人誌市場、フィギュア市場、ドール市場、コスプレ衣装市場、オンラインゲーム市場に包含されるコンテンツがある

関連商品って、サブカル以外のGSR関連やアパレル、コンビニの販売物、ライブ・夏冬祭りイベントやそのグッズまで含んでるのかな?
注4も、具体的に包含内訳を精査しないとボカロの影響がどうなってるかハッキリしないと思う
  1. 2012/10/19(金) 10:04:01 |
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  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

以前言われていた「100億円」ってのは、累計の経済効果であって、
単年の市場規模(売上)とは違うと思いますよ。

いずれにせよ、ニコ動等でタダで楽しめるのがボカロの良いところなんだから、
市場規模の大きさで他所の分野と比べてアレコレ言うのは意味ないと思うけどね。
  1. 2012/10/19(金) 12:04:12 |
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  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

各種統計調査で出てくる「経済効果」や「市場規模」でボカロの価値を判断するようなことはボカロが起こした一連の革命を理解していないってことですよね。
  1. 2012/10/19(金) 17:54:08 |
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  3. かに #EXX/zZYM
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これはボカロ革命についての本じゃなくて、オタク市場についての本ですから、切り口の一つくらいに思っておけばいいんじゃないかなあと。
  1. 2012/10/19(金) 19:49:11 |
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  3. どこかのミク #-
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>その内何割がミクさんのおかげなのか…

VOCALOID界でのミックバンの起点になったという意味ではほぼ全てミクさんのおかげ。
VOCALOID関連商品(CD・DVD/ゲーム他も含む)としての面ならクリプトンファミリーとの相乗効果でシェア9割ぐらいかな?
VOCALOIDソフト単体としての市場シェアや動画投稿数比では市場の5割といった感じでは?
  1. 2012/10/24(水) 07:58:23 |
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  3. かぜ #-
  4. [ 編集]

経済効果と市場規模は積算の仕方が違い、前者はカラオケで飲み食いするものまで含み大雑把に算出される。
一方市場規模と言った時は年間の当該製品の売上をベースに積算するが、その場合でもメーカー出荷額や数量ベースと小売段階での最終消費額では数字が異なってくる。そして生産者時点では買取契約の場合流通在庫があっても売れたことになるため数量が当然多くなり、また金額ベースでは問屋や小売店への卸額がベースとなるため単価が定価の6~7掛けというように小さくなる。これらを混同してしまうと市場規模のサイズが大きく左右されてしまう。

  1. 2012/11/22(木) 14:32:55 |
  2. URL |
  3. どこかのミク #-
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>VOCALOIDソフト単体としての市場シェアや動画投稿数比では市場の5割といった感じでは?
ボカロソフトではV3エディターも含めてもせいぜい5億円程。
ボカロ同人(ボーマス、コミケ、通販含めて)CDで3~5億円規模。ボカロ商業CDで5~10億円規模。
一番大きなのはDIVAを中心としたゲーム分野で出荷額ベースで30億円規模。次にフィギュア、グッズと続くと思われます。
また今年は昨年に比べて特にファミマコラボ関連が大きく寄与するため矢野経さんにダメ出ししておきます。
従ってボカロビジネスをどうみるかで変わるがボカロ音楽市場だけを見るとCD乱発で今後は頭打ち、かろうじてカラオケと配信で微増していくと見るべきでしょう。
  1. 2012/11/22(木) 15:24:07 |
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  3. どこかのミク #-
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市場規模って言っても本気で調べたらいくら金があっても足らない
企業によっては個別の金額なんてい言わない
実際はだいたいの予想でのそろばん勘定
  1. 2013/03/17(日) 05:53:24 |
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  3. ああ #-
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ここは「オタク」市場に関する調査結果
毎年出してたみたいだけど今年は出さないのかね
  1. 2013/12/01(日) 02:15:57 |
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  3. どこかのミク #-
  4. [ 編集]

>ここ3年は毎年ほぼ10億円の伸びということで、確実に拡大

大事なのは↑ここで
「ボーカロイド市場」は成長産業になったということを示してる

遊び金があるなら
グッズ買わずに関連株に投資しろとこのレポートは言ってる
某関連株が500円そこそこから年初来高値で2000円超えて4倍になった

グラフィグABSの箱の底を見ればわかる
みんながくじを買ってくれたおかげで少なくとも3倍にはなった
50万円の3倍は大きいよ

ありがとな
  1. 2013/12/01(日) 04:25:33 |
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  3. どこかのミク #-
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