>VPVP←「なんちゃってツール」がソレ
実際に使ってみたのだが、使い方は簡単で、音声入りのWAVデータを用意して、「MikuMikuVoice」に読み込む。次に歌詞を、範囲を指定して1音ずつ入力。最後にVSQデータとして書き出して、VOCALOID2エディタに読み込むだけだ。
MikuMikuVoiceの画面。歌詞を入力してVSQに保存する

読み込むと、ちゃんと音程が拾われていることがわかる

DYNとPITのパラメータの波打つ感じがすごい。
さくっと試して作ったのが次の音声データの使用前と使用後。音の長さの若干の修正と、音階を全体的に1オクターブ上げた以外は何もしていない。なんだか、音声そのままの雰囲気のボカロ声になってびっくりでつ。
>元の音声(mp3)
>MikuMikuVoiceで作成した音声(mp3)(使用ボカロは「鏡音リン」)
というわけで、これは生音からピッチなどのリアルな要素を取り出すことにも使えるが、それ以前に、鼻歌やお喋りからVSQデータが作成できるだけでもかなり便利そう。それこそボイスチェンジャのつもりで使ってみるとおもしろいかもさー。
オマケ
次は、初音ミクが歌唱するWAVデータを、MikuMikuVoiceでVSQ化し、それを鏡音リンに歌わせたもの。ちょっと有意義さがわかりにくいのでボツにしたのだが、VSQデータはまったくいじってないので、再現性の確認としてどうぞ。
>元のデータ(mp3)(初音ミク)
>MikuMikuVoiceで作成した音声(mp3)(鏡音リン)
当たり前だが、DYN、PITなどのパラメータを均してしまえば、ベーシックなボカロ調教に戻るわけでつな。
さらに、もうちょっと長いWAVでやってみた。ピッチの変化が早い場所は、BPSの値も自動的に変化して追従させているようだ。その分ケロリ率が高くなってしまうが、すげー。

>テスト(mp3)(鏡音リン)
「ハーイ皆さん、こんにちわ。わたしは鏡音リンです」
追記
楽曲にのせてみた比較動画だそうな。
>【MikuMikuVoice】自分でうたって比較してみた【初音ミク】
>ニコニコ動画「MikuMikuVoice」タグ
メモ
Windows VistaでIE上の.mp3をクリックしたときにダウンロードになってしまう場合は、次の操作をすることで、Windows Media Playerが起動するようになるかもです。
1. コントロールパネルの「規定のプログラム」を起動する
2. 「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」をクリックする
3. 「.mp3 MP3形式のサウンド」という名前の拡張子を探してダブルクリックする
4. 「Windows Media Player」をダブルクリックする
